東酒造が製造する1300 年の伝統料理酒黒酒(灰持酒)の機能性分析に関する共同研究を鹿児島大学水産学部と平成31年（令和元年）から実施しておりましたが、この度水産学部食品生命科学実習工場を活用して得られた共同研究成果に関してメディア向けに発表を行いました。

伝統料理酒黒酒(灰持酒)が郷土料理薩摩揚げに使われ続ける意義を科学的に検証、黒酒が鹿児島の薩摩揚げの物性改善に効果があることを実験データを元にプレゼンテーションを行いました。（今回の発表内容は本年度行われた日本水産学会春季大会においても同内容を発表し、水産関係者に大変反響がありました。）　また黒酒が魚臭抑制効果があることも実際の食べ比べも行い説明致しました。今回の研究結果の詳細に関しましては改めてＨＰにてご報告させて頂きます。

黒酒は地元の郷土料理に留まらず、最近では全国の食品メーカーや料理人、病院食等いろいろな分野で広がりつつあります。製造元として伝統にこだわり長年醸造してきた黒酒の特徴を学術的に分析することで、明確なエビデンスを基により一層普及させたいとの思いから共同研究がスタートしました。今後も共同研究は続きますが、黒酒の更なる特性を分析することで市場拡大を目指していきたいと思っております。